~SCOPE工法®とは~
既設の消火栓等を活用します。超圧縮性の特殊PCボールを管内に投入し、下流の消火栓等から回収します。管内面を物理的に洗浄することで、堆積物・付着物を強い摩擦で排出除去する非常に優れた洗管工法です。
不断水内視鏡カメラ装置

日本水道協会発行
『水道維持管理指針2016』に掲載
消火栓間洗管装置

◆SCOPE工法®の特徴
・伸縮性・反発性をもつ球体ピグが抜群の洗浄力を発揮(φ13~φ1200mmまで洗管可能)
・洗浄前後のカメラ調査で効果を検証(費用対効果を確認)
・錆び等の閉塞を洗浄前のカメラ調査で把握(リスクを回避)
・洗浄延長に制限はないが、4時間断水では最長2km
・昼間半日の断水で洗浄可能(施工時の影響は最小限)
・曲がりや伏せ越し通過数は制限なし、拡縮も柔軟に対応可能
・挿入口・排出口には地下式消火栓・空気弁・排水口などが使用可能(管路の口径による)
◆SCOPE工法® モデル図

◆SCOPE工法®の流れ

◆事前カメラ調査


◆錆瘤除去作業(縦管部)

事前カメラは、PCボール挿入地点や回収地点、管路途中の地下式消火栓などから調査します。
1路線につき1~3箇所程度調査し、管の状態を確認し、最適な洗管ボールを選定します。
しかし、古い消火栓では縦管部が錆瘤で閉塞していることがあります。
◆洗浄作業①【止水作業】
ランチャー側・キャッチャー側を設置し、区間仕切の範囲を一斉に仕切弁・止水栓などを閉にする
◆洗浄作業②
【PCボール洗浄・堆積物排出除去】
◆洗浄作業②
【PCボール洗浄・
堆積物排出除去】


挿入口:ランチャー

PCボールは右に進行、左は未洗管
排出口:キャッチャー
◆事後調査
洗浄後効果を確認するため、不断水内視鏡カメラにより事後調査



◆洗管前後の比較(管内カメラ調査)
◆洗管前後の比較
(管内カメラ調査)
<配水管>Φ100VP 昭和52年度布設
洗管作業前
洗管作業後
不断水内視鏡カメラ ルミナス(NH-40)
◆SCOPE工法®に効果的な管状況
◆SCOPE工法に効果的な管状況
効果あり

浮遊物・堆積物

錆片堆積

マンガン付着

シールコート剥離
効果なし

異形管部・
錆瘤閉塞

固い錆瘤
◆洗管ダイジェスト
ー使用PCボールの種類例(洗浄対象管Φ200)ー

1回目 ソフトΦ220
黄色:通過確認及び初期洗管用面状発泡体

2回目 ハードΦ220
黒色:骨格構造の発泡体

3回目 ハードΦ220
◆洗管前後の比較(管内カメラ調査)
◆洗管前後の比較
(管内カメラ調査)

洗管前
管壁面全面にマンガンや鉄の付着を確認。

洗管後
鉄・マンガンを除去し、管内面を確認できた。
◆洗管実施例
~導水管を配水管に転用~
原水を供給していたΦ100の導水管1504mを、配水管として転用するためSCOPE工法で洗管した。
水供給を切り替え4回のPCボールによる洗管後に2時間程度の排泥作業を実施。
完了後検体を採水し、水質検査したところ、飲料水の水質基準を満たした。
洗管前
洗管後

付着物は完全に除去。視界も大幅に改善
~洗管回数での効果の推移~
PCボール通過後管内状況

洗管前

PCボール
1回通過後

PCボール
3回通過後
PCボール3回通過で、劣化シールコートを除去
◆洗管前後のシールコート
洗管前

洗管後

DCIP Φ150 昭和53年
洗管前後の同じ場所の
シールコートの状況写真です。
健全なシールコートは除去せず、しっかりとモルタル面をガードしています。
洗管前

洗管後

DCIPΦ100 昭和54年
洗管前の剥離過程にある
シールコートは除去されましたが、健全なシールコートは残っております。
◆洗管によって除去した堆積物など
◆洗管によって除去した
堆積物など



◆洗管時に回収したシールコート片など
◆洗管時に回収した
シールコート片など


錆片等の排出物を回収
◆洗管時に採取したサンプルの変化
◆洗管時に採取した
サンプルの変化

PCボール排出と同時に採取した、もっとも濃い濁水の変化
◆洗管後の追跡調査
洗管前

洗管後

洗管4年後

洗管前

洗管後

洗管4年後

◆SCOPE工法での改善・応用
SCOPE工法は、安価かつ短い断水時間で、管内の付着物や堆積物などの水質悪化となる要因を除去するものです。さらに応用範囲を広げ洗管可能な事例も増やすよう、技術開発を日々進めております。
・赤水やマンガン粒、シールコート片が出なくなった。
・流入した石・砂を除去できた。
・布設替えが困難な鉄道下やバイパス道下なども洗浄できた
・未使用管を問題なく供用開始できた。
・水供給路の変更、管網接続などで予想される濁水発生を予防できた。
・残留塩素濃度が上がり塩素投入量を減らすことができた。
・導水管の流量が回復した。